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診療・手術案内

診療・手術案内

眼内レンズについて

◆多焦点眼内レンズ

眼内レンズとは白内障手術時に取り出した水晶体の代わりとなる人工の水晶体です。
単焦点眼内レンズの焦点は遠方または近方のひとつであるのに対し、多焦点レンズはその多焦点機構により遠方および近方の視力回復が可能となり、これに伴い眼鏡依存度が軽減されます。術式は、従来の眼内レンズと同様に、現在主流である小切開創から行う超音波水晶体乳化吸引術で行います。

◆眼内レンズの種類と違い

単焦点眼内レンズは、ある1点にピントが合うレンズです。単焦点レンズでも手術前に比べれば大幅な改善が得られますが、手術後にはほとんどの場合メガネが必要になります。
例えば、遠くが見える度数の単焦点眼内レンズを挿入した場合は、車の運転やゴルフは眼鏡なしで可能ですが、近くの字を読みたい時などには近用眼鏡(老眼鏡)が必要です。
手術費用・レンズは保険適応です。

多焦点眼内レンズは、遠方と近方の両方にピントが合うレンズですので、眼鏡依存度が軽減されます。

ファインビジョン(FineVision)は、遠・中・近の3つにピントが合うレンズです。
厚生省は認可していませんが海外では主流になっています。
手術費用・レンズは保険適応外(自費)です。


患者様のライフスタイル、医学的な向き不向きを考慮してレンズを決定します。

涙管チューブ挿入術について

◆涙道閉塞症

涙道閉塞症とは涙の流れる道、すなわち涙道の一部に詰まりが生じ、涙が鼻の方に流れなくなり、涙のせいで見にくくなります。
涙は眼球の外上方にある涙腺から分泌され、眼表面をうるおした後に目頭にある涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を経て鼻粘膜に流れます。
この涙の排出経路が詰まることを涙道閉塞症といいます。原因としては涙道内に老廃物が蓄積してきて次第に塞がってくることが多いです。鼻涙管の内腔が狭くなっている鼻涙管狭窄症という状態もあります。

◆症状

涙が排出されずにあふれ出しますので、常に涙っぽい感じや、泣いてもいないのに涙があふれてきたりします。涙が停滞することにより眼やにが増えたり、視力障害になったりもします。
涙嚢内で感染が生じると、涙嚢炎といって常に眼やにが出て、目頭の所が赤く腫れてしまうこともあります。

◆診断

涙道閉塞症がなくても涙目になることもあります。睫毛乱生、眼瞼内反などのいわゆる逆まつ毛などが眼表面を刺激すると涙が多く分泌されます。
ドライアイで眼表面が乾燥するとそれを補うために一時的に涙が多く分泌されることもあ...

前眼部三次元画像解析(casiaⅡ)について

◆前眼部三次元画像解析(casiaⅡ)

前眼部三次元画像解析により、角膜・虹彩・隅角・水晶体といった眼の前の部分(前眼部)の状態を、直接機械が眼に触れることなく、短時間で検査することが可能です。具体的には、角膜の部分的な厚さや混濁、緑内障における隅角や虹彩の状態、水晶体の状態を画像解析し、正確な数値で表すことができ、病気の進行度合い・手術の是非などをより詳細に説明することが可能です。当院では、TOMEY社のスウェプトソースOCT(Optical Coherence Tomography:光干渉断層計)「casiaⅡ」を用いて、この検査を実施します。

ロービジョンケアについて

◆ロービジョンとは

様々な病気のために見えにくく、通常のメガネや手術などの治療では見え方の改善が難しい状態の事を言います。
私たちの眼は、視力・視野等いろいろな機能が組み合わさり見えています。角膜や水晶体、網膜、視神経、脳までのどの部分が障害されても物が見えにくくなります。
ロービジョン者とは、先天的もしくは後天的に機能が障害され、全く見えない訳ではありませんが見えにくくなって日常生活に不便を感じている方です。
原因や症状は様々で、一人ひとりが感じている「見えにくさ」はそれぞれ全く違い、大きく幅があります。天候や疲労により、同じ人、同じ一日の中でも症状の強さが違います。


◆ロービジョンケア

様々な病気により見えづらくなり、日常生活に支障をきたしている方が、現在の視力や視野を最大限に活かして日常生活での不便さを少しでも改善させるケアのことです。
ロービジョンケアをご希望の方は、当院にお問い合せください。
当院は、視覚障害用補装具適合判定医認定施設です。

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